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タンゴ

 投稿者:布施院  投稿日:2019年 2月10日(日)01時16分47秒
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  どことなるメランコリックで、暗い、あるいは、情熱的な、あるいは、燃える情念を表現するような、そんなイメージのあるタンゴですが、もともとアルゼンチンという、いわば、世界の果て、流れ者の行きつく先、みたいな場所のダンスホールで、生まれた、とも言われる音楽で、また、アコーディオンの仲間のバンドネオンという楽器が演奏によくつかわれるのも、ヨーロッパから来た船乗りが持参したバンドネオンが、通い詰めたお気に入りの娼婦に払う金が無くて、物納として差し出したのが、換金されて、バンドマンが使うことになった、という説があったり、とくに、アルゼンチンタンゴには、そのような背景を背負って生まれてきたという曰くがあるので、流れとしては、うらぶれて、流れて、落ちぶれて、でも、明日に希望を託すような、あるいは、明日に希望をみいだせないような、そんな気分がついてくるのだと思います。

アルゼンチンまで流れていったバンドネオンも入って生まれた南米の音楽がヨーロッパに逆流して、コンチネンタルタンゴになると、ヨーロッパの洗練が加わり、中には、明るいタンゴ、きれいなタンゴ、も多く作曲されるようになったのですが、やはり時代背景によっては、世相を映す曲もあるのだと思います。 Pola Negliの夜のタンゴとか、あ、Pola Negliもポーランド生まれだけど、ドイツでヒット、Tango Notturuno。
https://www.youtube.com/watch?v=hYTO5DXrD-s

30年代のポーランドの状況については勉強不足で知らないのですが、独裁者スターリンと独裁者ヒットラーが手を結び、ポーランドの国土を二分しようとたくらむぐらいだから、ポーランド自体も経済的にも、防衛力的にも弱小だったゆえの、大国に挟まれた運命に揺らいだことは想像に難くないですね。 そんな、やるせない状況も背景にあったのかもしれません。

大国アメリカの中にも様々な問題はあるのだと思いますが、ヨーロッパの大国のはざまに位置した国々の人たちには、それぞれ独特の感性があるような気がします。 占領して破壊・略奪するほうと、抵抗することもできず、やりたい放題される方では、おのずと感性が異なると思います。

いろいろなバリエーションがあるものの、タンゴの基本は2拍子のリズム。このリズムを強調することで、タンゴの独特の味わいがでてくる(弱いのもあるけど)。 2拍子だからわかりやすい。 ある意味、素朴。

日本独特のタンゴといえば、黒猫のタンゴか、団子三兄弟、かなー? なんの憂いも、情念も、感じない、漫画の世界のタンゴ、といえるかなー。 いかにも日本的。


 
 
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