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真木の言葉

 投稿者:美貴  投稿日:2003年 8月16日(土)17時06分22秒
  そして次の瞬間、力いっぱいに抱き寄せられた。「最後まで話聞いてよ・・・先に自分で答え出さないで・・・」そう真木が囁いた。
すると真木は気持ちを話してくれた。

「かなさんとの間に子供がいたっていうのは、俺もついこの間聞かされた。正直驚いたよ。かなさんとは終わったものだって思ってたから。。。でも、、、子供のことずっと今まで隠してきたのに、いまさら俺の前に出てきたってことが引っかかってて。。。でもかなさんとはまだちゃんと話し合ってないんだ。だからナギサは誤解してるかもしれないけど、俺はかなさんとより戻すとか、まだ全然考えてないんだ。。。まだ気持ちはナギサのままだから。。。なのに、電話には出てくれないし朝から避けられるし、ナギサの方が俺にもう気持ちがないんじゃないかって思ってた・・・」

自分の右側の肩越しに聞こえてくる愛しい人の声と、思いもよらなかった言葉。ナギサは嬉しくてたまらなかった。。。自分ひとりで突っ走っていろいろ考えてきっと真木はかなさんの元へ帰ってしまうと思っていた。けれど真木から出た言葉は今も自分に気持ちがあるということだった。その上、真木も自分と同じような気持ちになっていて、不安にさせてしまって申し訳ないと思った。そして一番頭を悩ませていたのは真木だった。そう思うと自分が浅はかだったと思い知らされた。
「大輔さん・・・」「なぁに??」「ありがとう・・・気持ち聞かせてくれて嬉しいです。」「うん・・・ナギサは自分でいろいろ決めすぎなんだよ。不安なこととか、全部一人で背負い込んで勝手に結論出してる。。。不安だったりしたら、俺に言ってよ!!」
「だって・・・言えないですよそんなの。。別れたくなかったんです、大輔さんと。怖かったんです。」「だから、簡単に別れとかに結び付けないでよ。。。俺にだって気持ちくらいあるよ!!」

そう言われて心のそこから安心した。けれど、かなとの話し合いはまだ終わっていない。これからどうなるか分からない。目の前に自分の子供が現れたりしたら、気持ちだって変わるかもしれない。父親になりたいって思うかもしれない。けど、それを決めるのも真木だから。ナギサは真木が出した答えを受け入れるしかない。かなと真木の問題に自分が口を出してはいけない。これから何が待ち受けているか分からないけれど、今、真木に言われた言葉だけで、今のナギサには十分だった。 
 
 

決断のとき

 投稿者:美貴  投稿日:2003年 8月14日(木)21時51分49秒
  昨日の夜さんざん、自分の気持ちはしまっておこうと決めたのに、やっぱり大人にはなれなかった。やっぱりこの人が好きだ・・・そう思ったら怖くなって自分のこと分かってもらいたくなった。だから全部伝えた。最初のころ篤志に聞いた話やウサに聞いた話も、ウサに悩みを聞いてもらっていたことも。ひととおり伝え終わったら涙が知らず知らずのうちに流れていた。気持ちを伝えたかっただけで、真木を困らせたかったわけじゃなかったのに・・・・

「すいません・・・」ナギサはそう言って泣き顔を見られたくなくて真木に背を向けた。
すると真木がまたゆっけりと口を開く。。。
「ごめん・・・」しばらくの間があいた。ナギサはその次にくる言葉をもう分かってしまった。「ごめん・・・」と謝られたくらいだから、きっとかなのもとへ行ってしまう事を申し訳なさそうに伝えられるんだ・・・そう思った。・・・・けれど待っていてもなんの言葉も発してこない。振り返ると真木は辛そうな顔をしていた。きっと迷ってるに違いないのだ。子供までできてしまった相手がいるからと言って簡単に今付き合っている人に別れを切り出すことなんてできないのだろう・・・真木が優しい人だとわかっていたナギサは、「いいんです。。。社長の好きなように決めてください・・・私は大丈夫ですから。。。」精一杯の強がりをちゃんと真木の目を見て最後に言った。そして「もうすぐ会議ですので私は先に会議室に出向いておりますので。。。」と言って社長室を出ようとした。すると後ろから腕を強く掴まれた・・・・
 

二人の気持ち

 投稿者:美貴  投稿日:2003年 8月12日(火)21時08分19秒
  「あの女性は・・かなさんって言って・・」
真木はかなと昔どういう関係にあったのか。どうして別れることになったのか。全てをナギサに話した。ナギサの目を見て話す真木。それを分かりながらも、素直に真木の目を見ることができないナギサ。二人の心は通じ合っていなかった。なぜならナギサの聞きたかったことはそんなことじゃないからだ。今、真木は誰を見てるのか、誰を必要としてるのか。そっちのことの方がナギサにとっては大事だった。けれど、急ぐ気持ちを抑えながら真木の話をただ聞いているだけだった。

真木も自分の方をまったく見てくれないナギサに気づいていた。もう自分から心が離れているのかもしれない。そう思った。けれど自分の気持ちだけは聞いてほしかった。そして自分の気持ちをぶつけようとした。
「ナギサ・・・・あのメール、みたんだろ??それで、昨日俺がいくら電話しても出なかったんだろ??」
「・・・・見ました。。。電話は・・・出なかったんじゃなくて、出れなかったんです!!・・だってあんなメール見た後で社長とどんな顔して会えばよかったんですか?!社長は今もかなさんのこと、思っているんでしょう??だから、昨日だってウサさんのBARに二人でいたんでしょう??」ナギサは、今までたまっていた思いを吐き出した。聞きたくても聞けなくて苦しかったこと。不安だったこと。全部全部吐き出してしまおうと思った。好きな相手には、自分の気持ちを分かってもらいたかった。たとえ、その気持ちに真木が応えてくれなくても。
 

思いを伝えるとき・・・

 投稿者:美貴  投稿日:2003年 8月10日(日)20時21分36秒
  そう知った真木はナギサを思うといてもたってもいられず、駆け出していた。

「ナギサ!!」広い廊下に真木の声が響き渡る。ちょうど廊下で他部署のものと軽い打ち合わせをしていた篤志にでくわした。篤志はいつもと違う形相の真木に声をかける。
「社長!!どうしたんですか??そんな息切らして・・・みんな驚いてますよ・・・!!」
廊下には数多くの社員が当然いて、秘書の名を大声で呼ぶ社長の様子に誰もがおかしく思った。篤志に声をかけられ、社員の目が自分に注がれていることに気づいた。けれど、今の真木にはそんなものはどうでもよかった。
「ナギサ・・・ナギサ見なかったか?!」
「見てないですけど・・・なにかあったんですか??」
「いや。。いいんだ・・ありがとう」
そういい残して真木はまたも広い廊下を走り出した。
ナギサを探して走っている真木の姿はどこから見ても恋をしてる男の姿だった。その姿を見て気づかなかった社員はいなかった。それでも、今、走っている社長の姿を見て、二人の関係を不謹慎だとか、野蛮だとか、思うものはいなかった。

そのころ、真木が自分を探しているなんて思ってもいないナギサは会議の準備で会長の所に出向いていた。普段はめったに出社することのない会長なので、玄関まで出迎え、会長室へと案内していた。それも終わり、社長室に戻ろうとする。けれど、気が重く、足も素直に動かない。今戻ったところで、どうすればいいんだろう・・・・きまずい雰囲気を自分から作り出しておきながら後悔していた・・・・そんなところへ「ナギサさん?!」と声をかけてきた社員・篤志がいた。「社長が血相変えて探してましたよ?!どこにいたんですか?」そう言われて「会議のことだ・・・」と思ったナギサは「ありがとうございます。」とだけ言い捨てて、社長室に向かった。 

「社長!!」
廊下で会った。「今、篤志さんに社長が私を探しているということを伺いました・・・」
真木は「やっと会えた・・・」と自分にしか聞こえないくらい小さな声でぼそっと言葉にした。「会議のことですか??会長なら先ほどお見えになりましたので・・会長室に・・・」
途中まで言い終えたところで真木はナギサの手を掴み、社長室へと引っ張っていった。

~社長室~
「会議のことじゃない。。俺と・・君のことだ・・・!!」ナギサはこんなにも息を切らせていた真木を見るのは初めてでなにも言えなかった。別れの言葉を覚悟しながら、社長の話に耳をかたむける。「昨日のこと・・・どうして俺があの場所にいて、どうしてあの女性と一緒にいたのか・・・話を聞いてほしい。」ナギサを見つめながら真木はゆっくりと話しはじめた。。。。。
 

彼女は友達~2

 投稿者:まち子  投稿日:2003年 6月13日(金)19時23分45秒
   昔付き合ってて、でも離れちゃって。。
就職の面接会場で、懐かしい顔を見つけた時は嬉しかった!
「え?佐藤‥くん。」
色々考えた。・ドキドキ・・して声をかけた。「!」

「そう、オレさあ。あん時。」「?!」少しお酒の入った篤志は、ほろ酔い気分らしくニコニコしながら話を続けた。
「面接で・すっげ~緊張してて、イワ子に会った。」「…?」「そしたら、安心してさ。リラックスして出来たよ☆」イワ子は、素直に嬉しい…と思った。
「あ、私もだよ~。」「ウン!内定貰った時『もしかしてイワ子は、女神様?』な~~んて。」ふふっ。
篤志といると本当に楽しい♪恋人とか友人とか関係なく――。
「あら?そういえば御利益のお礼は貰っていないなぁ~~。」「えっ…、給料日前なのにカンベンして下さいよぉ~!」「うそ・ウソー!(笑)」

 篤志は・誰にでも優し過ぎる‥「だから・カン違いしちゃうんだぞ。。」周りの誰にも聞こえないようにイワ子はつぶやいた。
 

彼女は友達~1

 投稿者:まち子  投稿日:2003年 6月13日(金)13時55分55秒
  (続き)「あの、、今の。店長の彼女なんですか?」はっははっ!「違う、言われると思った‥!」ウサは、真顔で遠慮がちにバイト生が言った言葉に、つい大声で笑ってしまった。――きょとん。
「あの人はー、友達というか。う~ん昔、お世話になった先輩なんだよ☆」「へぇ。」もうすぐ開店時刻…店長であるウサは、まだバイトとしては入ったばかりの彼をカウンター内へ促す。
「自分ね。高校卒業して、一度サラリーマンやっていたんで…その就職したトコで。」「知り合った人なんですか?!」「まあ・それ以来、付き合いが続いているんだけど~。第一、年令が違いすぎるし…。」「??」
ウサはイタズラっぽい表情で、(おいでおいでと)手招き‥耳打ち★
『ぇ‥えぇーーーーっ!?』彼は更にたまげたようだ。。

一方――。旅行の打ち合わせを兼ねて、篤志とイワ子は居酒屋で少し遅い夕食を取っていた~好きなものばかりなのに、イワ子は何だか食が進まない。。
  『何でも・言えるからさぁ~‥』
さっきの篤志の言葉が頭の中をぐるぐる廻っていた…。
 

あの日の理由・・・

 投稿者:ナギサ  投稿日:2003年 6月 4日(水)20時15分4秒
  冷たく答えたナギサに真木はそれ以上の言葉を詰まらせていた。明らかに自分をさけているのか、ただ単に仕事場に持ち込まないだけなのか・・・・昨日の夜、あんなことがあったのに・・・・

真木は、かなからきたメールをナギサに読まれていることを知らなかった。もちろん、ウサに相談したくらいだから、自分とかなの間にあったことは知られている。それは真木も分かっていた。・・・デスクに座り、会議前にできた少しの時間に真木はメールをチェックした。特に新着メールはなかったので、既読のメールのチェックをした。そうすると、見覚えのないメールがあった。・・・それは子供と一緒に映ってるかなからのメールだった。内容を読んでいくうちに血の気が引いていくのが分かった。それはナギサがもうすでにそのメールをよんでいるということに気づいたからだ。
秘書が社長のメールをチェックするのは当たり前のことだ。いつもはチェックした後に口頭で伝えてくれる。だけど、既読になっていながらナギサは前後にきていた仕事のメールでさえも報告はなかった。ただ単に仕事場に持ち込まないというわけではなかった。明らかにナギサはこのメールを読んで自分たちの関係を知って、ショックを受けていた。そう真木は初めて気づいた。あの日約束した食事にこなかったこと、いくら電話してもでなかったこと、すべて理由が分かった。
 

退社後なのに‥?(2)

 投稿者:まち子  投稿日:2003年 5月27日(火)18時29分50秒
  しかし…いつものことながら。。
パクパクと気持ちのよい~
 ウサは小花一輪差しのグラスをテーブルに飾り、作業の手を一旦休めて。じ~っとその食べっぷりを見ていた。
「う゛‥今日はね~仕事じゃないんだけど、お客様の買い物に付き合わなくちゃならないのよう。」皿の大方を平らげ、サラダに取りかかったところで‥
『あーーっ!?』急にまち子が大きな声を出した。
「きゃあ♪このお豆腐美味しいぃ~っ」
――パクパクパク。(つづく)
脇で窓を拭いていたバイト生がびっくり‥していた。
 あーあ、本当にこの人は、子供っぽい。今も口唇を突き出すようにして、ぷー、とかいってるし。ま・だから(自分より)年下のあの人とも上手くいってるんだろうなー。。

「えと、夕飯の買い物へ行って→保育園に迎えにいったら→叔母にあずけて・夕飯の支度して→お客様と待ち合わせ~ってな予定に。」
「ハードだ。」
うふふふ~。「倒れたら助けてくれる?」
「‥どなたを?ハテ。」
「もぅっ。ウサ君の意地悪~!≧∧≦」

 元気にまち子が帰っていった後、最近入ったばかりのバイトの男子が――
「あ・のぅ~。」「ハイ?」
「聞いてもいいですか。今の人、店長の…」
はっはは~(uソ0ー0
 

退社後なのに…?(1)

 投稿者:まち子  投稿日:2003年 5月27日(火)13時01分43秒
   ~ここは、ウサの店~開店40分前。
手慣れた手付きでを淡々と手際良く、準備をしていく――バイト生が来るまで、まだ少し時間があった。
カラン♪営業前のドアが開く。
「こんにちはー‥いいかな?」
作業の手を止めずに、でもニッコリと笑顔で店長のウサが答える。誰だか既に分かってるけど…
「どうぞ~。」まち子だった。

「ゥン?いつものでいいの?」ささっと、水の入ったグラスを出しながら聞くと「あー、パスタは要らないや。時間ないし‥」ふーっと今日は暑い!と言いながら、まち子はカウンター席についた。
汗をかいてしまったのでお化粧を直しに行ってくる~と言って、戻ってくるとランチが出来てもぅテーブルにのっていた。
 見るとメインのパスタの代わりに小さな器に入ったうどんが…
「まち子ちゃん、少しはお腹に入れた方がいいよ。これから、また仕事?」少したしなめる様に、しかし、笑顔で七味は・要るー?と差し出しながら。
「はーぃ。。」
ちょっとバツ悪そうに上目使いに、答えるまち子。はために見て、明らかに店長の方が年下なのに…‥ちょっと不思議な二人 ?_?
 

出ない答え・・・

 投稿者:ナギサ  投稿日:2003年 5月26日(月)21時35分19秒
  いくら飲んでも酔えない真木。頭の中はナギサの泣きはらした目がよぎる。そして手にはかなからもらったメモ。そのメモを手のひらに握り締めていると、かなと過ごした日々の思い出が蘇った。社長の秘書だった、手の届かない相手・かなに恋をして、そのかなも自分のことを愛してくれた。もちろん秘密の関係だったから楽しい思いでばかりではなかったけれど・・・。周りに認めてもらえない関係だった。だからああいう形で終わらせることになってしまった。その事は十分承知だった。このままかなとやり直しても、また幸せになれるかどうかは分からなかった。あんな形で終わったのだから、そう思うのは当然だ。しかし、キライで別れたわけではない。そのことが真木を苦しめた。そして二人の間にできた子供のこと・・・

一方ナギサは、短かった真木との思い出を振り返っていた。ナギさの中ではもう終わりに等しい関係になっていた。真木のことだから、過去にとても愛した人のことを振ってまで自分とやり直してくれるはずもない。ましてや子供までいるんだから・・・真木から終わりの言葉を聞いたとき、自分がみじめにならないように、そう自分に言い聞かせた。そう思うことで少しは強がることができた。明日、社長にあっても、自分からは何も言わない。辛い顔も見せない。仕事のことしか考えない。いつもどおりに仕事をこなすだけ。そう心に誓った。

翌朝。いつもより早く目が覚めた。・・・・それは嘘で少しも寝れなかった。どんなに強がろうとしてもやはり、真木から終わりの言葉を聞くのが怖かった。それでも、逃げない。真木の決めたことを受け入れるしかない。自分の気持ちは必要ない。自分がどれだけ真木を好きだとか、真木とこれからもずっと一緒にいたいだとか、そんな気持ちは封印しておく。今日これからどんなことを言われようと、自分の中にしまっておこう・・・・

会社に定時より早く着く。もちろん社長は出社前だった。いきなり二人きりにならなかったことに胸をなでおろした。朝から会議の準備でせわしく回っていれば重要な話もできないだろう・・・あんなに逃げないと決めたのに、やっぱり怖くて仕方なかった。それでもココは会社。定時になれば会いたくない人でも会ってしまう。・・・・・とうとう社長と廊下で出会った。「おはようございます。」何事もなかったかのように、「秘書」として挨拶を交わす。社長は少し戸惑った様子だった。そんな顔しないでほしかった。大好きな人の
そんな表情・・・自分が苦しめているんだと胸がいたくなった。それでも、その場は挨拶を交わすだけ。そして本日のスケジュールの確認、会議の打ち合わせ、いつものようにたんたんと話すだけ。・・・・いつもの日常的な風景を壊したのは社長からだった。

「ナギサ・・・」そう呼んだ愛しい人の声は、震えていた。今にも別れを切り出さすような、とても申し訳なさそうに自分の名前を呼ぶ。それでも、愛しい人に名前を呼ばれることがこんなにも嬉しくて、こんなにも切ないことだとは思わなかった。しかし「社長、今日は朝から会議がございますので・・・」と目もあわせずにナギサは答えた。
 

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