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今から10年前、週刊新潮で「熱狂におかされたアイドルたちの転落記」という特集を執筆したことがある。清水健太郎、伊藤咲子、北公次、高部知子など一時代を彩ったアイドルたちのまさに転落を記した特集だったが、一世を風びしたアイドルたちが自らの甘えから転落した軌跡だけに、とても印象に残っていた。そしていま、酒井法子容疑者の覚せい剤事件を目の前にすると、のりピーは上記のタレントたちの転落した原因をすべて持ちあわせている。
彼女の父親は福岡県にある山口組系伊豆組酒井組の組長だった。彼女が2歳のとき両親は離婚、のりピーは母親の顔をいまだに知らない。里子に出された彼女が再婚した父親の元に戻り「将来は歌手になりたい」と話し始めたのは中学1年のころ。しかし血は争えないのか、そのころから素行の悪さが目立ち喫煙、万引きが発覚している。スカートの中を「暑か…」と、人前であおいでいたのもこの時期。
「86年資生堂ミスヘアコロン・イメージガール・コンテスト」を機にサンミュージックにスカウトされた。父親がヤクザとわかったときに「うちのお父さんは悪い人です。お父さんのためにデビューできなかったらあきらめます」という潔い言葉を受け、サンミュージックはデビューを認めた。
デビュー後は順調だった。87年には新人賞を総なめにして「のりピー語」を連発。のりピーは、芸能界という虚構の世界でさらに自身を粉飾して「最後の清純派アイドル」として、香港、中国、台湾で絶大な人気を博した。
その虚飾された清純派の裏側を見せたのは脚本家・野島伸司氏との交際。彼女のためにドラマを書くようになり恋愛に発展、野島氏の自宅に手作り弁当を届ける姿がフォーカスされた。しかしこの有名な写真は撮り直し。「ひとつ屋根の下」で同せい生活を始めた彼女は、公表できないほどガチガチの写真を撮られていた。そこでプロダクションと協議して弁当届け写真を撮り直したわけだ。
2人の別れの原因は、酒井容疑者が野島氏のエキセントリックな性格についていけなかった、という話もあるが、実は逆とも言われている。結局は野島氏とのインテリジェンスの差が原因でのりピーが捨てられた、というのが正解だ。そして、のりピーとマッチしたのが、亭主の高相祐一容疑者となる。タバコを吸うようになったのは、自称プロサーファーである夫の影響。家には1円も入れたことがないという典型的なヒモの高相容疑者とでき婚。一昔前なら伊藤咲子のように芸能界を追放されるのだが、今ではでき婚も「おめでとう」の世界に変貌。見事に清純派ママドルに変ぼうした。
しかし、タトゥーを入れて、女優としての商品価値に自ら傷をつけた。この時点で所属プロダクションがペナルティーを与えていれば、今回の事件はなかったはずだ。確かに高相容疑者との結婚がすべての間違いの始まりだった。しかしのりピー自身にも、転落への素養が少女期からそろっていたのではないか。
http://news.livedoor.com/article/detail/4310399/
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