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【ワシントン=矢田俊彦、ニューヨーク=池松洋】米自動車最大手のゼネラル・モーターズ(GM)は1日朝(日本時間1日夜)、日本の民事再生法に相当する米連邦破産法11章の適用を申請し、経営破綻(はたん)した。
3月末時点の負債総額は1728億ドル(約16兆4100億円)で製造業としては世界最大の破綻となり、米政府はGMを「一時国有化」して再建を支援する。
オバマ大統領は1日昼(日本時間2日未明)、国民向けの演説でGM救済への理解を呼びかける。その後、GMのフレデリック・ヘンダーソン最高経営責任者(CEO)が記者会見して再建計画の詳細を発表する予定だ。
かつて世界の製造業を先導したGMの破綻は、世界同時不況の深刻さを示すだけでなく、20世紀に生まれた自動車産業の転機を象徴するものだ。GM再建の成否は、オバマ政権の経済運営への評価に直結しそうだ。
米政府によると、今後は「シボレー」「キャデラック」など優良資産を移管した「新GM」を設立し、操業を続けながら再建を目指す。米政府は新GMの株式を約60%保有して一時国有化し、米・カナダ両政府などが最大で計約396億ドルを追加支援する。「旧GM」には不採算の事業・資産を集め、売却・清算を進める方針だ。
新GMを軸にした再建を確実にするため、〈1〉米国内の47生産拠点(08年末時点)のうち14工場を閉鎖、休止〈2〉欧州部門の大半を占める「オペル」を売却――などのリストラを行う。
GMは、社債など無担保債権の保有者との債務削減交渉で、金額にして54%以上の同意を得たという。他の金融機関や全米自動車労働組合(UAW)とはおおむね合意に達していることから、米政府は60〜90日間程度で破産法手続きを終えるとの見通しを示している。
一方、クライスラーは1日までに、ニューヨーク連邦破産裁判所から再建計画の承認を受けた。複数の米メディアが報じた。計画の柱は、伊フィアットなどが出資する新会社への資産移管だ。新会社には、UAWが55%、米・カナダ両政府が計10%をそれぞれ出資する。
(2009年6月1日21時12分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090601-OYT1T00916.htm?from=navr
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