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【PJ 2009年05月24日】− 韓国の前大統領盧武鉉(ノムヒョン)氏が亡くなった。自死と伝えられている。貧しい家庭に育ち、立身出世の模範のような民主的指導者の突然の死に、衝撃を受けたのは韓国人ならずとも同様である。心から哀悼の意を表したい。
わたしは、2006年05月08日というPJ記事を書いた。主として竹島(韓国名・独島)の領有権問題であったが、当時の大統領盧武鉉氏の異様な発言に反発したものである。政治的な立場を守護するため、反日感情をあらわにする手法は、韓国の政治指導者の常道であり、わたしはこの記事の中でその理由を、歴代大統領の政治基盤が脆弱(ぜいじゃく)であると指摘した。以下の『』はこの記事の抜粋である。
『盧武鉉氏は大韓民国10人目(第16代)の大統領、着任早々不正資金疑惑により弾劾訴追され職務停止になった過去がある。そもそも、初代の李承晩 (イ・スマン)氏は独裁政権を15年間維持したが、アメリカに亡命後客死。軍事クーデター後、臨時的措置によって留任した尹善(ユン・ボソン)氏は、反乱の首謀者朴正熙(氏に僅か10カ月で退任を求められ、朴氏はまた「漢河の奇跡」と呼ばれる経済復興を果たしたものの、15年後、信頼する部下に密室で暗殺された。後継の全斗煥(キム・ドファン)氏は光州事件による内乱罪を適用され、盧泰愚(ノ・テウ氏は財閥からの多額の収賄罪で逮捕投獄。金泳三(キム・ヨンサン)氏、金大中(キム・デジュン)氏らはいずれも親族の不正収賄や口利き疑惑によって晩節を汚した。つまり、大韓民国60年の歴史において大統領職を全うした人物は皆無なのである』。
さらにわたしは、政治基盤の脆弱性を『分断国家・韓国特有の事情にある。日本統治から開放されたこの国は、軍備を整え北朝鮮と38度線を挟んで対峙(たいじ)せねばならず、従って軍部の力は戦前の日本より強力で、大統領経験者のうち軍部出身は3人を数える。また敗戦国だった隣国日本の経済発展に瞠目(どうもく)するあまり財閥が勃興(ぼっこう)した。この時期は明治の日本に酷似しており、「軍と財」の癒着が政治を決定する場面は今も顕著のように思われる。全国に伸びる高速道路、林立する高層アパート、空港や通信などインフラと、工業製品から消費財に至るまで特定財閥の社名が散見されることを、韓国人は異常と思わねばならない』と指摘した。
前大統領の死には、韓国歴代大統領3人目の検察召喚とされ、ここでもまた財界からの不正資金収賄疑惑が取りざたされている。前大統領の死によって真実は闇の中に消えそうだが、政界と財界が(わが国以上に)密着してきた現状を変化させない限り、同じ事態は繰り返されるだろう。数年前のこと、ある韓国人観光ガイドは大統領官邸の青瓦台(チョンワデ)を指差しながら、「この場所は風水で決めたが、代々の指導者にはいいことは一つもなかった。風水師が間違っていたのでしょ」とわたしたち日本人観光客を笑わせたものだった。
盧武鉉前大統領自身は潔白であったとわたしは信じたい。だが風水師の過ちは事実なのかも知れない。風水では都市や住まいを、生者の住む「陽宅」、死者の住む「陰宅」と呼んで区別するからだ。前大統領の死を無駄にしてはならない。政治とカネの問題はわが国とて同様である。「陰宅」に篭(こ)もる政治家はわが国には多い。以(もっ)て他山の石となすべき出来事と、わたしは言いたいのである。【了】
まったく何の関係もない話なのですが、このニュースを読んだ際、すかさず元第一勧業銀行頭取であられた宮崎邦次氏を思い出しました。
ウイキにも「人物」のところで言及されていますが、「無類の好人物」でした。
お亡くなりになる少し前、個人的にお会いしたことがあるので、「どれほど素晴らしい方であったか」だけは知っています。
「万人に愛される人とは、こういう人なのだろう」と、その時感じました。
この「元大統領」がどんな人だったのか、小生は知りませんが、写真で見た限りにおける印象が、宮崎元頭取とそっくりなのです。
何が起こったのか云々ではなく、「自死」に至った本当の原因は、「良い人だったから」なのではないかと、そう思えてなりません。
http://news.livedoor.com/article/detail/4168088/
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